便秘の主な症状は、膨満感・残便感・弁が硬い・排便に時間がかかる・排便時の痛みなどが挙げられます。
また、腸内環境が悪化するとおならが臭くなったり、気持ち悪さやめまい、肌あれ、むくみが出てくる場合があります。
そもそも健康な人でも1日に200〜2,000mlほどのガスが腸で発生しています。

ガスの成分は、呼吸や食事で飲み込んだ空気のほか、腸内細菌が食べ物に分解するときに発生するガスなどが混ざり合ったものです。ところが排便されないとガスも溜まり、腸の働きが悪くなってしまいます。
便秘になると、おならの回数が増えたり臭くなったりするのは、腸内環境の悪化による悪玉菌の増殖が関係しています。腸内で硫化水素やスカトールなどの臭いガスが発生し、おならも臭くなってしまいます。

お腹が減って膨満感がひどくなると、胸焼けや嘔吐しそうな気持ち悪さを引き起こすことがあります。また、骨盤の歪みやストレスなど自立神経の乱れから便秘になっている場合は、めまいや食欲不振、だるさ、肩こりといった様々な不調に繋がります。
便秘に伴う悩みで、特に女性に多いのが肌のトラブルです。

健やかな肌であれば一定のサイクルで肌の代謝(ターンオーバー)が行われて新しく生まれ変わります。ところが便秘で腸内環境が悪化すると、老廃物などの有害物質が血液に吸収されて全身に流れます。肌はその有害物質を朝や皮脂と一緒に排出することに追われ、本来の役割である代謝機能が低下してしまいます。このターンオーバーの乱れにより肌のバリア機能が低下し、肌あれに繋がるといわれています。

むくみは体内に増えた水分が上手く排出されないと起こるといわれています。

東洋医学では血流が滞るとむくみや便秘の原因になるという考え方があります。便秘のときは骨盤の歪みやストレスなどで、自律神経のバランスが崩れ、血行が悪くなりがちです。アクティブモードの交感神経が優位になっていると、身体が緊張して血液やリンパの流れが滞り、腸の動きも悪くなってしまうこともあります。そのため余分な水分が身体の外へ出ていかず、むくみに繋がっている可能性があります。

便秘の原因には、腸内環境の悪化が主に考えられます。人の腸内には数100種、100兆個もの細胞が存在し、全身の健康のカギを握っています。腸内細菌は、身体によい働きをする善玉菌、悪さをする悪玉菌、優位な方に加勢する日和見菌に分けられ、理想的なバランスは善玉菌2：悪玉菌1：日和見菌7です。

健やかな腸は、善玉菌が優位の状態で腸もよく働きます。ところが、偏食やストレスなどで悪玉菌が増えると、日和見菌が悪玉菌に味方して腸内細菌のバランスが崩れてしまいます。
悪玉菌が多くなると腸の動きが鈍ってしまい、便秘になりやすくなります。また、便やガスが腸内に停滞することで、さまざまな不調を引き起こす可能性もあります。

腸内細菌のバランスを良好に保つことは、便秘の解消にも繋がります。

運動不足や普段の食生活も大きく影響します。腸も運動不足で硬くなり、動きが鈍ってしまいます。身体を動かすことで、腸も伸縮性したり揺さぶられたり刺激を受けて、便を外へと送り出す蠕動運動の活性化に繋がります。排便でいきむときに、腹筋が大きく関与するため、運動不足で腹筋衰えると排泄力が弱まります。加齢に伴い、腸の機能や腹筋が衰える為、高齢者に便秘が多いです。

また、自律神経や食生活の乱れからも便秘が起こります。自律神経にはアクティブモードの交感神経とリラックスモードの副交感神経があり、腸の運動に深く関わってきます。

自律神経の乱れは環境の変化に伴うストレスや骨盤の歪みによって引き起こされます。左の骨盤は交感神経、右の骨盤は副交感神経に関与している為、バランスが崩れることで、自律神経が乱れていきます。
食生活は、食べ過ぎや早食いによって、消化器系(胃・腸)に負担がかかり、左の骨盤が開いて歪みを作ります。左の骨盤が開いている状態が慢性化すると連動して、右の骨盤が下がり、骨盤のバランスが崩れます。

便秘は、問診や診察（主に視診、触診）でお腹や股関節の痛みや違和感などの状態を調べます。
出雲市みどり整骨院の問診では、食事や排泄習慣について確認します。診察では、視診で、重心の位置、身体の歪みを調べます。触診にて、お腹の膨張感や骨盤歪み、股関節の可動性を調べます。

⚫手技

出雲市みどり整骨院のメインの治療方法です。
出雲市みどり整骨院では、整体的、東洋医学的な考えから、便秘は食べ過ぎや食生活の乱れから、骨盤が開いている状態が続き、体の重心が内重心から外重心になります。骨盤が歪むことで、自律神経が乱れることで、便秘に繋がると考えています。

内臓（胃・腸）の負担を軽減するためにも食生活の指導や骨盤を整えることで、腸の動きもよくなり、便秘改善に繋がると考えています。

治療目標は、腸内環境を改善し、骨盤の歪みを調整することで、自律神経の乱れを整えます。
また、運動不足に伴い、腸の動きや筋力低下(腹筋群、骨盤底筋群など)することで、便秘になる可能性が高まります。

軽運動(散歩など)を取り入れることで、腸に刺激が入り腸内の運動を促進させ、腸内環境の改善に繋げていきます。
出雲市みどり整骨院では、相談は無料で受け付けております。出雲市で便秘にお悩みの方はぜひみどり整骨院にお問合せください。